世界の偉人についてのブログ

偉人に関する話題を取り上げていきます!!!

好きな日本の偉人

何気ない雑談で「好きな日本の偉人」について話題になる事ってありますよね。
その場合大抵の人が戦国時代の武将や幕末の侍たちを挙げますが、実はそれ以外の時代にも魅力的な偉人はたくさんいます。その辺りをメインに私が好きな日本の偉人をまとめ、語っていくのが今回のテーマです。

まず好きな日本の偉人を挙げるなら絶対「佐々木道誉」は絶対に外せません。
聞きなれない人が多いかもしれませんが、それもそのはず。佐々木道誉鎌倉時代の末期から室町時代の初めに活躍した武将です。この辺りの時代は源平が終わって後は戦国時代に突入するまでの時代なので影が薄い印象がありますが、そんな事はありません。力が強まったばかりに傲慢になっていく鎌倉幕府を打倒するために立ち上がった武将たちと後醍醐天皇、倒幕後の対立、そして日本に天皇が同時に2人おられるというイレギュラーなど歴史の醍醐味が満載です。是非大河ドラマになってほしいですが、南朝北朝の問題はデリケートなので無理だというのは知っています。悲しい。

そんな時代に生まれた佐々木道誉は変わり者の策略家です。
自分の家を守るために勢力の立ち位置を巧みに変えたりしますが、戦火に巻き込まれる京都を去る直前に自分の屋敷を正月飾りをしていくという粋で派手な行動はいつしか「バサラ大名」と呼ばれるほどになりました。晩年は力を失い、寂しいものですが魅力的な偉人である事に違いはありません。

粋と言えば「十返舎一九」も好きな偉人のうちでは粋な男というイメージがあります。
弥次さんと喜多さんが登場する物語「東海道中膝栗毛」の作者として有名な十返舎一九は江戸時代の後期に誕生しました。元々は武家の人間で、幼い頃は武士になる道を進んでいましたが、大阪に行ってからはその道を止めて浄瑠璃作者となったそうです。その後江戸に戻った一九は本格的に戯作を作るようになり、山東京伝曲亭馬琴に並ぶ大物になりました。

彼を語るうえで欠かせないエピソードは死後です。
一九は「死後、遺体は火葬にしてほしい」と遺言を残していました。江戸時代は土葬が主で、火葬は珍しい時代です。皆は首を傾げますが、遺体が火葬されてようやく一九が火葬を選んだ理由は分かりました。何と一九はあらかじめ懐に花火を入れ、その花火が添加して派手に上がったのです。一九らしいエピソードですが、実はこの話は初代林屋正蔵による創作であるとされています。

あとは「説教強盗」の妻木松吉やカップヌードルの生みの親である安藤百福さんなど日本にはまだ魅力的な偉人たちがあふれています。